2014年2月20日 木曜日 汚染水タンクから汚染水が漏れた

労働記

 今日も汚染水タンクの雨どい取付け工事に割振られた。

 1回目の作業は、Bタンクエリアでのブラケット取付け。
 その時、H6タンクエリアでは、いつもと違う作業が行われていた。昨日の夜中、汚染水タンクに汚染水を入れ過ぎたため、タンク天板から漏れ、雨どいを伝い、堰の外まで流れてしまったので、その対応だ。メンバーは成田さん、佐久間さん、駒沢工業の野崎さんの3人。駒沢工業は開進総建の下請け会社。 野崎さんの背丈は私と同じくらいで、細身だが筋肉質で、いかにも仕事が出来そうな感じの男だ。おそらく30代だろう。
 
 後で成田さんに作業の内容を聞くと、漏れたタンクの排水管を切断する予定だったが、無理やり曲げて、排水管の出口を堰の中に入れた、と言っていた。
 汚染された配管を雨水が通ると、雨水が汚染して汚染水になる。それが堰の外に流れると問題だ。それを防ぐのが、作業の目的だ。方法は変わったが目的は達成出来たようだ。

 H6タンクエリアでの作業は、2回目もその3人が引き続き行う予定だったが、交代することになった。現場にいたOUAの監督はβ線で4mSv以上被ばくしていたので、その3人はそれ以上に被ばくしている可能性がある。APDのβ線設定値である5mSvになると、APDが長く鳴動する。そうなると、作業をすぐに止めて、すぐに退域するしかなくなる。交代するのは、それを避けるためだ。

 代わりのメンバーは阿部さん、駒沢工業の武藤さん、伊達建設の朝倉さん、私の4人。武藤さんは、スリムで背が高く、爽やかな感じの若い男だ。 朝倉さんは、中肉で私より背が少し低く、気が短い男だ。おそらく40代だろう。

 H6タンクエリアに着くと、普段見かけないOUAの人間がいて、話しかけられた。
「漏れたタンク付近の土は線量が高い」
彼が放管なのか、監督なのか、わからなかったが、そこを避けて足場の階段に向かう。
 養生テープを使って不燃シートを「雨どいの排水口」に貼付ける作業を行なった。漏れたタンク以外の23基のタンクがその対象だ。排水口は各タンクに2個あるので、全部で46個もある。簡単な作業だが、数が多いので時間がかかった。
 その作業が終わり、下に降りると1回目のメンバー3人と三浦さんが、養生テープを使って不燃シートを「排水管の出口」に貼付ける作業をしていた。私たちもその作業に加わる。

 作業が終わり、入退域管理棟で退域処理して、線量が書かれた紙を見ると、β線で1mSv被ばくしていた。成田さんは4mSv以上の被ばく。2回目は、H6タンクエリアで作業しない方が、無難だったのではないだろうか。

 午後6時ごろ終業。作業時間が長かったので疲れた。

 昨日、原子力規制庁の人間がH6タンクエリアを見に来ていたが、当日に汚染水が漏れた。彼らは、何のために来たのだろうか。疑問だ。


被ばく線量 γ線0.1mSv β線1.0mSv

現場での作業時間
1回目 午前9時30分~午後0時30分
2回目 午後1時30分~午後4時10分

参照
H6エリアタンク上部天板部からの漏えいについて
平成26年2月24日 東京電力株式会社

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