2014年3月28日 金曜日 前を走る救急車

 今日も雨どい取付け工事に割り振られた
 Bタンクエリアで、雨どい部材の取付けなどを行なう。体力をあまり使わなかったし、作業時間も短かったので楽だった。
 
 午後3時50分ごろ開進総建の事務所を後にした。

 帰る時に、広野インターチェンジから高速道路を使った。その車に乗っていたのは三浦さん、泉さん、私の3人。合流する時に、富岡方面から救急車が来たので、その後ろを走ることになった。
「一時帰宅で帰っていた人らか、除染作業員でもあっぺ」
泉さんは救急車で運ばれている人をそのように推測していた。

 車を止めてあるスーパーの近くで、三浦さんの電話が鳴った。掛けてきたのは小淵さん。電話が終わると「明日の作業は中止になった」と伝えられた。小淵さんは、その理由を言わなかったようだ。
 
 その後、1Fで死亡事故が起きたことをツイッターで知り、東電のホームページを確認すると「午後3時26分、救急医療室を救急車により出発し、磐城共立病院に搬送しております」と書いてあった。
 時間も方向も前を走っていた救急車と合致している。もしかしたら、あの救急車には、その被災者が乗っていたのかもしれない。そう思うと、連休も素直に喜べなかった。

被ばく線量 0.02mSv
現場での作業時間 午前9時50分~午後0時20分

参考 
福島第一原子力発電所 掘削作業中における作業員の被災について(続報)
平成26年3月28日 東京電力株式会社

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