2015年4月30日 木曜日 靴の汚染

 建屋内循環冷却設備設置工事に割振られた。これまでほとんど関わったことがないので、どんな目的で、どんな作業をしているのかはわからなかった。

 現場は、焼却工作建屋※1の近く。まず、設置するトラフを運んだ。車で設置場所まで運べなかったので、途中から何人かで手で持って運んだのだが、けっこう重い。運ぶ経路はデコボコしていたし、段差もあったので余計にきつかった。

 そのトラフの設置を行なったのだが、普段この工事に関わらない人が多かったので、順調に進まなかった。

 作業が終わり、入退域管理棟に行くと、体表面モニタで引っかかってしまった。そこを管理している永井サービスの作業員に、靴に袋を被せられ、モニタの近くにある小部屋に入れられた。その作業員が測定器で靴を測ると、靴の裏が400cpm※2あった。靴を脱がされて、靴の裏にテープを貼って剥がしたり、袋に入れて床に打ちつけたりしていた。
「出せる値なので、このまま出しますね」
再び測ると値が下がったようだ。私は靴下のままモニタに入り、靴は別のところから出された。

 開進総建の事務所に戻ると、靴の裏に水をかけてスコッチブライトで擦った。いつどこで汚染したのかはわからなかった。

 午後6時ごろ終業。2時間残業した。作業員のガラスバッジとリストバッジの交換に時間がかかった。月末のこの作業も、今回で最後だろう。

被ばく線量 0.1mSv

現場での作業時間 午前8時50分~午後0時10分

※1参考 2P
福島第一原子力発電所集中廃棄物処理施設焼却工作建屋への滞留水の誤った移送について 平成26年4月24日 東京電力株式会社 

※2 cpm(カウントパーミニッツ)測定器が1分あたりに計測した放射線の数

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