作業員時代まとめ その9 「1次請け会社への出向」

経緯

2014年12月10日に小淵建設社長の小淵さんから、開進総建に出向するように言われる。
少し前に出張を断っていたし、情報を得られるかもしれないと思い、出向することにした。

私は稲田工業の社員なので、3次請けから1次請けへの出向になる。しかし、書類上は、小淵建設の社員になっているので、2次請けから1次請けに出向する形だ。

開進総建

発災前から原発の工事を請負っている会社。

複数の元請け会社から工事(1Fの廃炉工事)を請負っているので、「開進総建はどこにでもいる」などと他の作業員から言われることもあった。

「アメーバ経営」と言う手法で経営している。だが、出向社員が多い会社に向いているのか疑問だし、そのせいで残業が増えた。

開進総建の社長
オカルト大好き人間。「占星術や易学は学問だ。星の動きや植物の成長を長年観察したものだ」と社員のみの朝礼で力説していた。私は占いの類は全く信じないので、嫌な気分になった。

残業時間をちょろまかしてる、と出向社員(私)を疑うような社長だ。

赤津さん(OUA工事のまとめ役)
朝礼時に他の作業員の前で社員を怒り出し、急に「打合せする」と言い出すような人間。そのうえ、それを急にキャンセルするので、全く信用出来ない。

思い付きで仕事を増やしてくる。

担当

出向社員になれば、請負っている工事を担当することになる。
元請けがOUAの工事の作業員として働いてきたので、OUAから請負っている工事を担当した。その中の「Jヴィレッジ廃液輸送委託(工事)」を任せられた。
OUAの工事を担当している社員の多くは、出向社員だ。

月末には作業員のガラスバッジを社員が新しいものに交換するのだが、その担当でもあった。

工事で購入した資機材や道工具の集計など、事務員がやるような仕事までやらされた。会計システムなどはなかった。

雇用

給料はただの作業員のころと同じで、日当10,000円、危険手当が3,000円のままだ。

正規(プロパー)の社員は、各社会保険に入っているようだが、私は出向しても雇用保険にしか入っていない。

期間

2015年1月13日から5月11日(1F作業員の登録を解除した日)まで。

メリット

作業員として働くだけより、組織の体制や問題などの情報を得ることが出来た。

デメリット

残業が多かった。多い月では80時間以上残業した。2時間以上残業する日が多かった。
出勤時間は他の社員と同じだが、担当しているJヴィレッジ廃液輸送は作業開始時間が他の工事より遅いので、残業が多くなりがちだった。

大変なのに、給料が変わらない。

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