2015年7月1日 水曜日 点検手入れ工事再開

 今日から磯浦電気ではサマータイムなので、昨日より2時間早く起きた。かなり眠い。

 放管の打合せは3時から始まり、昨日までより2時間早くなった。外はまだ暗い。全体の朝礼と打合せは3時30分から始まった。こっちも2時間早い。

 既設アルプスの点検手入れ工事が再開した。野上さんや香川さんと一緒に放射線管理を行なう。香川さんは中肉中背でまじめそうな感じの放管だ。明神サービスに所属している。おそらく20代だろう。

 点検手入れの対象は、デカントタンクの下部の配管。野上さんが、外した配管のフランジ表面などの線量を測り、私はそれを紙に書く。初めてなので、書き方がわからず苦労した。

 作業中にダストサンプラーを使って、現場の空気中放射能濃度を測った。ダストサンプラーは周りの空気を吸引する機械だ。吸引口にろ紙を取付けて吸引すると、空気中の放射性物質(ダスト)がろ紙に集まるので、そのろ紙をGM管で測れば、空気中の放射能濃度がわかる。

 野上さんがダストサンプラーを使い、私はそのろ紙を測った。2回目に測った時に、1回目の値より少し高かったが、私は野上さんに知らせなかった。一緒にいた香川さんもなにも言わなかった。あとで、野上さんから「もし上がったら言って、100k(100000cpm)行かなきゃ止めることはないけど、なんか対処するかもしれないから」と言われた。事前に教えて欲しかったが、勉強になった。

 定時の13時ごろ終業。サマータイムなので、終業の定時も2時間早くなった。

被ばく線量 0.03mSv
現場での作業時間 5:10~8:10

汚染水は主に吸着塔で処理されるが、その前にα核種、コバルト、マンガンなどを取り除く。その取り除く設備の一部がデカントタンクだ。
参照 多核種除去設備に関する補足説明資料 平成25年2月21日 東京電力株式会社

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