2015年7月9日 木曜日 身体汚染の除染

 今日も既設アルプスの点検手入れ工事に割振られた。主に、昨日の続きの作業の放射線管理を行なった。

 現場から上がって、少しすると事前身体サーベイをすることになった。何人かサーベイしていると、井戸川工業の作業員の一人が汚染していた。部位は両足の付け根の辺り。下着の下とパンツを脱がせて、ウエットティッシュで拭く。値がだいぶ下がったので、新しい下着の下とパンツを履いてもらい、登録センターの体表面モニタに入ってもらった。彼は引っかからなかった。

 事前身体サーベイが終わって休憩していると、明神サービスの相沢さんから「汚染した作業員をもう一度測った方がいい」と言われた。汚染した部位を測ると、1000cpmもあった。相沢さんは中背で痩せ型の放管だ。歳は私(35歳)と同じくらいだろう。仕事に対して、あまりやる気は感じられない。

 値が高いので、再び除染した。汚染部位の皮膚を広げて、ウエットティッシュで拭くと、800cpmまで落ちた。だが、まだ高い。今度はボディソープを付けてウエットティッシュで拭く。700cpmまで落ちたがまだ高い。

 ウエットティッシュでは効果が薄そうなので、熱いキムタオルを使うことにした。キムタオルをレジ袋に入れ、そこにポットの熱湯を注いで浸み込ませる。それを電子レンジで加熱する。そのキムタオルはかなり熱いので、火傷をしない程度に冷まし、汚染部位を拭いた。

 500cpmまで落ちたので、他の放管と相談して、これで入退域管理棟の体表面モニタに入ってもらうことになった。相沢さんは「真ん中に立っていれば、まあ引っかからないと思うよ」と言っていたが、別の放管は「チャレンジ」と言っていた。引っかかる可能性は十分ある、と言ったところか。

 彼はモニタを通ることが出来た。あとで相沢さんは「家に帰って風呂でよく洗って」とアドバイスしていた。

 13時50分ごろ終業。身体汚染の除染などで遅くなった。

被ばく線量 0.08mSv
現場での作業時間 7:20~10:10

コメント

タイトルとURLをコピーしました