2015年8月5日 水曜日 700mSv/h

 東北テクノが借り上げているアパートに引っ越した。壁は薄いし、古いので快適ではないが、通勤時間が短くなったので楽になった。

 今日も既設アルプスの点検手入れ工事に割振られた。

 共沈タンク内部にある沈殿物を排出する作業があったので、その放射線管理を行なう。打合せで森岡さんは「ベータガンマ(β+γ線)で1200ミリシーベルトある」と言っていた。蓋を外した点検口を測ると、β+γ線で700mSv/hあった。それを周りにいた人たちに伝えると、アルプスの設計担当をしている庄司さんは「半分になった」と喜んだが、「だけど、まだ高いな」とも言っていた。

庄司さんは、中背で痩せ型の磯浦電気社員だ。おそらく50代だろう。予定にないことを何度もしているので、放管からは「自由すぎる」とよく言われていた。

 以前より値が下がったとは言え、700mSv/hはかなり高い。APDのβ線の設定値は5mSvなので、APDがある胸の辺りを点検口に近づけていたら、1分も経たずにパンク(鳴動)してしまう。だが、排出作業自体の時間は短かったし、作業員らは必要な時以外は離れた位置にいたので、誰もAPDはパンクしなかった。

 7時10分ごろ終業。

被ばく線量 0.10mSv
現場での作業時間 1回目 22:20~12:40 2回目 2:10~4:50

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