磯浦電気全体の朝礼で、責任者の玉井さんが車の運転について話した。
「警察が楢葉町の赤信号や一時停止の取り締まりを強化するけど、絶対に捕まらないようにしてください……国のために仕事してるのに、それでも取り締まろうとするのが気に食わない」
作業員達から笑いが起きた。私も笑ったが、国のために働いているのだから窮屈な休憩所をなんとかして欲しい、とも思った。
玉井さんはずんぐりむっくりした体型をしていて、気性が荒い磯浦電気の社員だ。１Ｆの磯浦電気は機械グループと電気グループに分けれているが、その機械グループで責任者をしている。おそらく５０代だろう。
今日も既設アルプスの点検手入れ工事に割振られた。
登録センターに着き、着替えを済ませたので、機械グループの作業員と放管が休憩や打合せに使っている部屋に行くと、座るのも大変なくらい狭かった。スーパーサマータイム（夜勤）で働いている人がまだ残っているためだ。
磯浦電気の企業棟でフレコンバックの線量測定を行なう。それが終わると、昨日に続いて既設アルプス建屋内でＵバンドの確認をしていたので、その放射線管理を行なった。
１３時ごろ終業。
被ばく線量 ０．０３mSv
現場での作業時間 １回目５：５０～７：４０ ２回目９：３０～１０：５０
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