2016年1月12日 火曜日 養生

 既設アルプスの点検手入れ工事に割振られた。

 クロスフローフィルター2スキッド内で養生作業があったので、その放射線管理を行なう。配管や機器を取外す前にはそこから水を抜くのだが、ある程度は残ってしまう。なんでもない水が少し床にこぼれても大した問題ではないが、溶けた核燃料に触れて汚染している水が床面や周りの設備に付くと、線量が高くなるし、その部分が汚染してしまう。それを防ぐために、配管や機器を取外す前には、対象物の周りの設備や床面をシートを使って養生している。

スキッド 長さ、幅、高さがいずれも数メートルある大きな金属の枠

 スキッド内の汚染の程度を確認すると、汚染が酷い所があったので、こまめにゴム手袋を交換するように指示した。

 作業員が養生している様子を見ていると、監督から「養生悪かったら、作業終わったあとでもいいので言って」と頼まれた。しかし、私にはその養生の良し悪しを見分けられる能力はない。とりあえずよく養生を確認したが、特に悪いとは思わなかった。

 EMの時に養生の話が出たので、相沢さんが「(養生が)出来たら見て確認する」と言った。経験が長い放管が確認した方が良いだろう。

 EMが終わったあと、放管アルプスグループでキックオフミーティングを行なう。今後、増設アルプスの点検手入れ工事が本格的に始まるからだ。作業内容の確認をしたり、装備の目安の統一などをした。

 15時10分ごろ終業。ミーティングがあったので、少し遅くなった。

被ばく線量 0.07mSv
現場での作業時間 1回目7:00~9:00 2回目10:30~12:20

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