2016年2月29日 月曜日 勝手には出来ない

 増設アルプスの点検手入れ工事に割振られた。

 クロスフローフィルタスキッド内にある流量制御弁の取外しの準備作業があったので、その放射線管理を行なう。

 スキッド内の床面の汚染を確認すると高い所でも8,000cpmだったが、スキッド外の床面は40,000cpmもあった。外の方が汚れているのはおかしい。おそらく永井サービスの作業員が汚染させたのだろう。

 このままでは身体汚染するかもしれないので、スキッドの外を除染した。養生されている所も汚染していたが、そこはシートを交換した方が早い。だが、養生したのは永井サービスなので、手を出さなかった。

 作業が終わり、登録センターで放射線管理記録を作っていると、放管アルプスグループでリーダーをしている森岡さんが、現場の線量と汚染について聞いてきたので、状況を説明して、そこの養生シートの交換について質問した。
「永井サービスで養生した所はうちら(磯浦電気)では出来ないから、監督に聞いて確認しろ」
「こっちでは出来ないんですか?」
「勝手には出来ない」
「めんどくせぇ」
森岡さんと近くにいた現場の放管責任者をしている宮下さんは笑っていた。だが、笑えない部分もある。現場の環境を良くするため、養生を交換するだけなのに、他の元請けの確認が必要なのは問題がある。1つの組織で1Fの廃炉・収束工事を行なっていれば、こんなことにはならないだろう。

 15時ごろ終業。

被ばく線量 0.04mSv
現場での作業時間 1回目7:10~9:50 2回目10:40~無確認

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