2016年3月14日 月曜日 APDの設定値

 増設アルプスの点検手入れ工事に割振られた。

 クロスフローフィルタスキッド内で、フラッシングと配管の取付があったので、その放射線管理を行なう

フラッシング 配管や機器の内部に水を流して、洗浄すること

 作業途中で、作業員のAPDが鳴ったので見てみると、0.07mSvだった。おかしい。この工事でのAPD設定値は0.80mSv。その5分の1ごとにアラームが鳴るので0.16mSvまでは音はならないはずだ。他の作業員が「設定間違ったんじゃないの?」と指摘した。設定値を見てみると0.03mSvだった。

彼が間違いに気付くチャンスは3回あった。
①入域する前にAPDを取る時
②APDの入域処理をする時
③登録センターでの打合せの時

①はAPDがセットされているラックは、設定値ごとに分かれているので、それが書かれた掲示物を確認すればいい。
②は機器に表示される設定値を確認すればいい。
③は放管が、その工事の設定値を言って、自分の設定値と合っているかを確認させるので、それに従えばいい。
彼はいずれも手を抜いたのだろう。困ったものだ。

 EMで、APDの設定値の間違いがあったことを伝え、ちゃんと確認するように指導した。

 14時30分ごろ終業。

被ばく線量 0.05mSv
現場での作業時間 7:30~12:30

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