増設アルプスの点検手入れ工事に割振られた。
クロスフローフィルタ周りの配管の点検手入れがあったので、その放射線管理を行なう。作業員が言うことを聞かなかったので、作業はあまり進まなかった。
2か所目の作業をしている時に、2人のオフラインAPDがパンク。スラリーと呼ばれる白くドロドロとしたものが配管の中に残っていたり、フランジ部に付着している。それは放射性物質の塊みたいなものなので、かなり線量が高い。配管の下にポリ袋を配置し、そのスラリーを入れると線量が高いので袋が放射線源になってしまう。班長の高松さんに、すぐに袋を片づけるように言ったのだが、なかなかしなかった。これではパンクするのは当然だ。
オフラインAPD 通常身に着けるAPDとは、別に身に着けるAPD。通常のものよりも設定値を低くすることにより、線量が高い現場での作業でも、通常のものをパンク(鳴動)させずに済む。入域処理をしないので、オフラインと呼ばれている。
一度、登録センターに戻って、仕切り直す。パンクした作業員は現場に行けないので、溶接作業をしていた2人が加わった。
2回目は片付けだけ。問題なく終わったが、2か所目は半端になってしまった。スラリーが入った袋をすぐに処理していれば、こんなことにはならなかったかもしれない。
15時10分ごろ終業。
被ばく線量 γ線0.04mSv β線0.2mSv 現場での作業時間 1回目7:10~10:00 2回目10:40~12:00
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