2016年11月22日 火曜日 津波警報

 タンクエリアの工事に割振られた。

 構外休憩所での朝礼を終え、入退域管理棟に行き、入域処理をし、全面マスクを取り、バス乗り場に向かって歩いていると、ガタガタと大きな音がした。少し先にある引き戸が右に左に動いている。それから間もなくして大きな揺れが襲ってきた。なんとかバス乗り場まで行ったが、それでも揺れは収まらない。

 やっと揺れが収まったころ、構内休憩所とバス乗り場を循環している磯浦電気のバスが来た。それに乗って登録センターまで行ったのだが、一部の監督と放管責任者以外は入退域管理棟に戻ることになった。総務の人間か監督が、運転手に指示したからだ。妥当な判断だろう。

 入退域管理棟から、朝礼が行なわれた構外休憩所まで戻る。放管はまだ少ししか集まっていない。それから少しして福島県に津波警報が出ていることを知る。機械グループ責任者の玉井さんが「人数確認しておけよ」とその場にいた放管に指示したので、私がその確認をした。

 放管が全員集まると、電気グループ担当の放管は大型休憩所に行き、機械グループ担当の放管はそのまま待機。私は第1種放射線取扱主任者の勉強をしていたので退屈しなかったが、柏木さんは「ただ待っているだけなら、早く返して欲しいよな」とぼやいていた。

 昼食を済ませて少し経つと、災害事例検討会が始まった。ただ待機させているだけよりは良い、と誰かが判断したのだろう。その検討会をしていると、タンクエリアの工事に携わっている監督、作業員、放管は現場のパトロールをすることになった。放管は千葉さんと山崎さんが行ったので、残念だが私は待機だ。

 12時を過ぎたころ、作業員が帰り始める。放管も少しして帰ることが出来た。

 13時ごろ終業。いつもより早いが、地震と津波のせいなので嬉しくない。

被ばく線量 0mSv
現場での作業時間 なし

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