2016年12月2日 金曜日 回収装置

 タンクエリアの工事に割振られた。

 J5タンクエリアで異物回収作業があったので、その放射線管理を行なう。放管は千葉さん、山崎さん、私の3人。

 この工事の目的は、タンク内にある異物の確認と回収。J5タンクは「完成型」と呼ばれる1F以外で造られたもので、タンク内に異物が残っている可能性があった。完成後の検査も不十分だったようだ。

 やっと本格的に工事が始まった。作業員はタンク天板部のハッチから「回収装置」と呼ばれる機械をタンク内の汚染水に沈め、水面より少し下の辺りで固定した。

タンクを上から見た水の流れ
おおまかな作業の流れ
回収装置をタンク内に沈める。
回収装置を作動させる。
タンク内に流れが出来る。
流れは円を描き、回収装置に戻ってくる。
一定時間、回収装置を作動させる。
カメラを使い目視確認する。
回収装置を引き上げる。
回収装置は異物を回収出来るようになっているので、異物の有無を確認する。

 大雑把に言えば、回収装置は洗濯機のように水を動かし、洗濯機のゴミ取りのように異物を回収するものだ。ただ水の流れが出来るのは回収装置から少し下の辺りまで。

タンクを横から見た水の流れ

 回収装置は途中で止まったりと、調子が良くない。なんとか一定時間動かした後、作業員や監督は引き上げた回収装置を確認したが、異物はなし。回収作業と同時に、カメラやビデオカメラを使って、浮遊物の確認もしているのだが、何も確認出来なかった。

 回収装置の汚染確認をすると、回収する網の部分は350cpm。

 15時10分ごろ終業。作業時間が長引いたため、残業になってしまった。

被ばく線量 0mSv
現場での作業時間 1回目7:20~10:10 2回目無確認~13:50

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