2017年4月10日 月曜日 ポンコツ東電社員

 放管は山川さんと私の2人。

 タンクの塗装では有機溶剤を使用しているのだが、1F構内では廃棄出来ないので搬出するしかない。液体は搬出する前に分析をかける必要があり、今日は5・6号機のホットラボに持っていく日だ。

ホットラボ 放射能分析を行なう施設

 作業員に一斗缶に入った有機溶剤をガラス瓶に入れてもらい、それを車に積んで入退域管理棟に向かう。入退域管理棟の近くで東電社員2人を乗せて、5・6号機に向かった。彼らを乗せている時に、事故にあったら問題にならないのだろうか。疑問だ。

 5・6号機の手前にはゲートがあり、登録してある車しか入ることが出来ない。岡崎プラントには登録された車がないので、ゲートの外にとめて、そこから歩いて行った。

 ゲートの前に行くと、警備員に「インターホンでしゃべって」と言われ、東電社員の田淵さんが話すとインターホンから「そこにいる人間に話して」と聞こえてきた。彼がそれを警備員に伝えると、脇にある建物から3人出てきて、少し話したら通ることが出来た。

田淵さん 東電社員。悪い評判しか聞かない。40代か50代だろう。

 その時に、私が持っていた書類を警備員に取られた。それは5・6号機から瓶を搬出するためのものだ。今は必要がない書類なのでおかしい。たらい回しにもされたし、警備体制には問題がある。

 ホットラボに着くと、窓口の人に田淵さんが話しかけた。
「室井(東電社員)が金曜日に連絡したら、休みだから事後報告になってしまったんだけど。これ(有機溶剤)測って欲しいんだ」
言ってる意味がよくわからないが、彼は事前に連絡していなかった。

 瓶を受取ってもらえないので、田淵さんが騒いでいるとホットラボの奥から7、8人集まってきた。「俺は引継ぎのために来たんだ」などと意味不明なことまで言っている。彼がいくら騒いでも有機溶剤は受取ってもらえない。分析には東電の書類が必要だが、彼はそれをホットラボに提出していなかったからだ。

 山川さんから、田淵さんの悪評を聞いていたが、想像よりもずっと酷い。はっきり言ってポンコツだ。無駄に騒ぐし、彼の怠慢のせいで有機溶剤が入った瓶を持ち帰ることになった。東電はどうなっているのだろうか。

 15時50分ごろ終業。残業になった。

被ばく線量 0mSv
現場での作業時間 6:50~11:00

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