2017年5月31日 水曜日 労働災害発生

 4直対応。放管は私だけ。

 入退域管理棟からH2タンクエリアに歩いて向かっていると、片岡さんから電話があって「大江工業の作業員が怪我をして、ERに行った」と伝えられた。

 労働災害が起きただけで面倒なのに、月末でバッチ交換もあったし、夜間なのでかなりタイミングが悪い。

 H2タンクエリアに行くと、すでに東電社員が2人いる。1人は石橋さんで、もう1人は知らない人だ。

石橋さん 朗らかな感じの東電社員(出向)。おそらく50代だろう。

 監督に「(労災があった)現場の環境測りたいんですけど」と頼むと、東電社員が行くので私もついて行くことになった。石橋さんに挨拶すると「これで宿直の時3回目だよ」と言っていた。

 白坂さんは梯子に顔をぶつけたので、梯子やその周辺をサーベイすると、直接法でも間接法でもバッググラウンドだった。汚染がないことを監督に伝える。

白坂さん 大江工業の作業員。おそらく50代だろう。

 そのあと、ほとんどの作業員は広野事務所に戻ることになり、監督や安全担当などは新事務棟で会議。長い会議が終わって広野事務所に戻ると、とりあえず食事を済ませる。

 そのあと1時からまた会議。白坂さんは照明を切ったあとに掃除をしていて、暗くて梯子が見えなかったので、出血するほど強く顔面をぶつけた。それだけなら対策を考えるのは簡単だ。作業手順を守り、照明を切るのは特定の人だけにすればいい。

 しかし、白坂さんは東電社員に余計なことを言っていた。
「いつも暗くて誰かが怪我をすると思っていた。Sカンが危ない。5分で掃除をやらないといけないと思い、焦った」
ちゃんと照明があるので十分明るいし、ぶつかったのはS管ではなく梯子だ。本作業後に行なう掃除は、出来る範囲でやるものだ。全く筋が通らないが、東電社員に言ってしまったので、その対策もすることになった。そのせいで会議がさらに長くなり、2時間30分ほどかかった。

 まだ作業が残っているのに照明を切る。暗いのにそのまま作業をしてしまう。東電社員にわざわざ余計なことを言う。こういう作業員がいるのが大江工業だ。

 5時の朝礼を終えてから帰ろうと思っていたが、朝礼はなし。監督などはまだ帰っていなかったので、静かに広野事務所をあとにした。

 5時10分ごろ終業。今日も残業だ。労災があったせいで、かなり疲れた。

被ばく線量 0mSv
現場での作業時間 20:20~21:10

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