2018年11月20日 火曜日 装備交換所 

 窒素封入設備ホース設置工事に割振られた。

 2号機原子炉建屋で現場調査。10時に東電社員と現場で待ち合わせだ。本当なら早めに行って準備をしておきたいが、設計担当が登録センターに来て、打合せを行なうのが、9時以降なので出来ない。宮城さんが応援で来ているので、装備交換所での作業を教えたかったが、それも無理だ。

 打合せが終わると、1・2号機サービス建屋の装備交換所に行き、測定器や水で濡らしたキムタオル(以下、濡れキム)などを準備する。

 監督と設計担当が合わせて6人。放管が大津さん、宮城さん、私の3人。東電社員の人数を数える余裕はなかった。

 原子炉建屋に入る人は装備交換所で、Y装備からR装備に交換してから、2号機タービン建屋に向かう。タービン建屋には施錠された扉があり、その先に原子炉建屋の出入口がある。

 放管で2号機原子炉建屋に入るのは大津さん。私は出入口の手前にいて、大津さんにスミアろ紙を渡したり、測った線量を記録した。身体汚染防止のため、監督らにゴム手袋の交換を促したりもする。

 調査が終わったあとは装備交換所に戻り、原子炉建屋に入った人の装備を脱がせるのだが、それが大変だ。

 まず濡れキムでアノラックを拭く。次にアノラックをスミアろ紙で擦り、αシンチでそのスミアろ紙を測定。汚染があれば再度拭き、汚染がなければ脱がせる。脱がせたアノラックはゴミ袋に詰める。

 アノラックは靴を履いた状態で脱がせるのだが、ここの装備交換所は靴を履いたままでいられるスペースが狭い。そのせいでアノラックを脱がせるのに、だいぶ苦労した。部屋のレイアウトをした人間は、実際に使ったことがないのだろう。もしくは、よほど頭が悪いのだろう。

 それに脱がせている時に、百田製作所の作業員がゴミの回収をしていて邪魔だった。それに道工具などを入れるために置いた袋をいつのまにか回収していた。勘弁して欲しい。

 17時10分ごろ終業。放射線管理記録を作るために残業。

被ばく線量 0.07mSv
現場での作業時間 9:40~12:50

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