2018年12月20日 木曜日 5時間の残業 

 水位計移設工事と窒素封入設備ホース設置工事に割振られた。

 原子炉建屋内で作業がある。現場は線量が高いので、APDがパンクしないように、オフラインAPDを使用する。

 オフラインAPDは、入域時から着けるAPDよりも設定値が低いので、オフラインAPDがパンクした時に、線量の高い場所からすぐに離れれば、APDはパンクせずに済む。普通のAPDと同じ機器だが、入域処理をしないので、オフラインAPDと呼ばれてる。

 オフラインAPDはタイベックの外側に着けるので、汚染防止のために袋で2重に養生。準備にはどうしても時間が掛かる。私より早く宮城さんが入域するので、彼にオフラインAPDを借りて、運ぶように頼んだ。

 頼むと言っても、入退域管理棟でAPDを借りたら、まっすぐ登録センター内の放管が使っている部屋に行き、2号機グループのテーブルの上に置くだけだ。

 簡単なことだが、彼はやらかした。登録センターに着くとAPDを置かずに、喫煙所に行き、タバコを吸っていたのだ。彼が来るまで待っていた時間は5分程度だが、忙しいのでかなりの痛手だ。

 水位計の方は3号機原子炉建屋での現場調査。設計担当が3人。放管も3人でメンバーは長谷川さん、徳永さん、私。

 徳永さんが原子炉建屋の中に入ったが、設計担当が調査しているのに、先に出てきてしまった。高線量の現場なので、サーベイする時以外は目を配らないといけないのに、何をやっているのだろうか。放管歴は私より長いのに、困ったものだ。

 窒素封入の方は1号機原子炉建屋での現場調査。監督と設計担当が合わせて5人。放管は浅田さん、徳永さん、私の3人。現場の線量はそれほど高くなかったので40分も調査していた。放管で、中に入ったのは浅田さんだった。

 大物搬入口から入ったので、装備交換所はその脇にあるユニットハウスのような小屋だ。狭いので装備を脱がせるのに苦労した。

 19時40分ごろ終業。1号機は他の工事との兼合いで、16時からしか作業が出来ない。そのせいで5時間の残業だ。1Fで働いていて、こんなに長時間残業するとは思わなかった。

 2つの原子炉建屋の現場調査、長時間の残業、宮城さんと徳永さんのせいで酷く疲れた。

被ばく線量 0.2mSv
現場での作業時間 1回目7:50~? 2回目15:50~18:40

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