2019年3月14日 木曜日 水をなくして欲しい 

 窒素封入設備ホース設置工事と格納容器ガス管理設備二重化工事に割振られた。

 高台エリア、2号機タービン建屋、3号機タービン建屋で放射線管理を行なう。放管は長谷川さんと私の2人。

 酒井さんが事前検討会でいないので、彼の代わりにホース設置工事のEMに出る。そこで監督の多田さんから「3号機タービン建屋の1階に行ったら、水が溜まっているので、放管に水をなくして欲しい」と言われた。建屋は損傷しているので雨が伝って、廊下の一部に溜まっているのだが、放管でなんとか出来るものではない。

EM 作業後に行なわれる打合せ。
多田さん 偏屈な監督。所属はわからない。おそらく60代だろう。

 筋違いな要求なので、まじめに返すのは馬鹿らしいが、彼に状況を説明した。
「あれは雨水なので、工事方(監督など)から電力(東電)に言って対応してもらっているんです」
「普通どこ(他の原発)行っても水が出たら、放管が対応するんだけどなあ」
「ここは爆発現場で、雨が落ちてきて溜まっているので、工事方から言ってもらっているんです」
植松工業の作業員が「そうだ」と言ってくれたので、多田さんは納得したようだ。発災から8年も経つのだから、東電には排水する仕組みぐらい作って欲しい。

 15時10分ごろ終業

被ばく線量 0.08mSv
現場での作業時間 7:20~10:00

参考 福島第一原子力発電所の汚染水処理対策の状況 9~12P

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