2014年3月21日 金曜日 祝日 グダグダな作業

 緊急対応工事があり、そこに20名弱も割振られた。私もその内の一人。
アルプスで汚染水をちゃんと処理出来なかったため、放射性物質の濃度が高い水が汚染水タンクに入ってしまった。その汚染水タンクの水を別の場所に移すための工事だと、打合せなどで聞いた。

 現場はアルプスの南の方。そこにホースを敷設する作業を行なった。
 堰の中や砂利のだだっ広い所にホースを敷く。砂利の一部には道のように、薄い金属板が敷いてあり、その上に人口芝が敷いてある。おそらくホースの損傷を防ぐためのものだろう。そこにホースを敷いた。それには杭が打たれていなかったので、ズレて何度も転びそうになる。 

 作業が始まったばかりのころは、かなりグダグダ。
「ちゃんと指示する人はいないのげ。これじゃ終わらない」
野崎さんのぼやいた通り、まとめる人がいなかった。

 時間が経つにつれ少しずつまとまってきたが、作業は順調ではない。朝倉さんが「5メートル」と怒鳴るが、近くにいた人は動かない。5メートルが何を指すのかわからなかったので、私も動けなかった。おそらく他の人も同じだったのだろう。少しして、朝倉さんが「ホースを運ぶ人との間隔だ」と言った。無駄に怒鳴るより、最初からそう言って欲しい。

 作業時間は短かったし、ホースは軽かったので疲れなかった。
 午後2時ごろ終業。祝日なので終わりじまい。楽でおいしい日だった。

被ばく線量 0.02mSv
現場での作業時間 午前9時10分~午後0時10分

アルプス:汚染水から放射性物質を取り除くための設備。

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