1Fでの工事に従事した全期間のまとめ 

2014年1月から2015年5月まで作業員として、2015年6月から2019年9月まで放射線管理員(以下、放管)として働いていた(出張や休んでいる期間を含む)。
5年もいたので1F構内の構造物、装備などの放射線管理、入退域の仕方などの1Fの変化を感じることが出来た。

元請け

3つの元請けで働いた。元請けが他の元請けの下で働く場合もあった。元請けによって教育や勤務時間などに違いがある。

多重下請け

作業員でも放管でも基本的に3次請けだったが、4次請けになったり、書類上は2次請けの場合もあった。

勤務時間

朝礼が始まるのは5時台や6時台の場合が多かった。

サマータイムやスーパーサマータイムの時期もあった。スーパーサマーは夜勤と言った方がしっくりくる。

4直体制をローテーションで働いていた時期もあった。

仕事の繁閑

忙しい仕事もあれば暇な仕事もあり、工事や元請けによってだいぶ差がでる。

工事

作業員時代は汚染水タンクの屋根着けや消火配管の設置工事などに従事。

放管の時はアルプスの点検手入れ工事やタンク設置工事などに従事。放管としては、アルプスの点検手入れ工事に始まり、アルプスの点検手入れ工事で終わった。

作業員と放管

作業員と放管では世界が違った。大げさに聞こえるかも知れないが、役割や作業が全くと言っていいほど違う。

見えている世界も違う。作業員では線量が高い所や低い所がざっくりとしかわからないし、床や設備などの汚染はもっとわからない。だが、放管は測定器を使って測ることが出来るのでよくわかる。以前に行なわれたサーベイの結果が書かれた書類を簡単に見ることも出来る。

放管時代の方が現場調査の機会も多かった。中央制御室にも入ることが出来た。

放射線管理の計画にも携わった。

苦労

作業員時代
管理区域で慣れない作業をするのが大変だった。

実家(いわき市)から通っていたので、通勤に1時間30分くらい掛かるのできつかった。

放管時代
放管の仕事を覚えるのが大変だった。

監督や作業員の身体汚染防止や被ばく低減が放管の重要な仕事だが、苦労が多い。
汚染した場所では、身体汚染を防ぐためにゴム手袋の交換をまめにすることが必要だが、全ての作業員に実行させるのは簡単ではない。打合せでしつこく伝え、現場に替えのゴム手袋を配置してもうまくいかない場合もある。
被ばく低減のため、作業員に現場の線量を意識させる必要がある。線量が高い場所だと特に重要だ。打合せ時や現場での作業時に線量を伝え、現場に線量表示を貼って視覚的にも意識させる。それでも、作業に夢中になるとあまり意識しなくなる人もいるし、単に忘れる人もいるので難しい。

書類作成に苦労した。手引きもないし、良い手本もまとめられていない。放射線管理の計画書や報告書の作り方を誰かに教わっても、言うことが人によってだいぶ差があるので覚えにくい。

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